
未だ謎多き『ONE PIECE』最凶の男、ロックス・D・ジーベック。彼は一体“何者”だったのか?
ワンピース
『ONE PIECE』の世界には、数多くの伝説的なキャラクターが登場します。
海賊王ゴールド・ロジャー、最強の男・白ひげ、海軍の英雄ガープ。
彼らの名前は、物語の中で何度も語られ、その偉大さと強さは読者の誰もが知るところです。
しかし、そんなレジェンドたちが束になってかからなければ倒せなかった男がいたことを、あなたは知っていますか?
その男の名は、ロックス・D・ジーベック。
今回は、ロジャー以前に世界の海を支配したとされる、この謎多き大海賊の魅力と恐ろしさについて、深く掘り下げていきたいと思います。
規格外の「悪のカリスマ」? それともただの“暴力装置”か
史上最悪と謳われた「ロックス海賊団」の異常性
ロックスのヤバさを語る上で、まず触れないといけないのが、彼が率いた「ロックス海賊団」のメンバー構成です。
ちょっと冷静に考えてみてほしい。
若き日の白ひげ(エドワード・ニューゲート)。
ビッグ・マム(シャーロット・リンリン)。
そして、カイドウ。
はい、後の「四皇」のうち3人が“部下”として在籍していたワケです。控えめに言って、ドリームチームすぎません?
他にも、金獅子のシキ、キャプテン・ジョン、銀斧、王直…と、伝説級の海賊がゴロゴロ。
これだけの猛者たちを従えていたというだけで、船長であるロックスの器や実力が、いかに規格外だったかが窺えます。
…と、ここで話が終わるなら、彼はただの「すごい海賊」でした。
しかし、ロックス海賊団の本当の恐ろしさは、その内情にあります。
センゴク元帥の言葉を借りるなら、この海賊団は「仲間殺しが絶えない」「一枚岩ではない、ただの暴力集団」だったのです。
「己の船長を信用しとらん…!」「仲間同士でも殺し合い…!!」
「一枚岩ではないが故に…船員同士の仲は極めて険悪で…!!」
普通に考えれば、こんな組織、即日で崩壊しますよね。
にもかかわらず、この海賊団は当時の世界を席巻した。
これは一体どういうことなのか。
考えられる可能性は2つ。1つは、ロックスの戦闘力が個としてあまりにも突出しすぎていて、力ずくで全員を黙らせていた説。
もう1つは、彼にはそうした凶暴な連中でさえ惹きつけ、従わせるだけの、我々の理解を超えた「悪のカリスマ」があったのではないか、という説です。
俺は後者を推したい。なぜなら、彼の野望はただの海賊のそれとはスケールが違ったからです。
歴史から“消された”男の野望。「世界の王」とは何を意味するのか
ゴッドバレー事件の真相
ロックス・D・ジーベックという名前が歴史の闇に葬られた直接のきっかけ。
それが、38年前に起こった「ゴッドバレー事件」です。
この事件、概要だけでも異常事態のオンパレード。
- ロックス海賊団が、ゴッドバレーにいた天竜人とその奴隷たちに牙を剥く。
- その場に居合わせた海軍中将モンキー・D・ガープが、天竜人を守るために応戦。
- さらに、同じくその場に居合わせた海賊ゴール・D・ロジャーが、ガープと共闘。
敵対するはずの海軍と海賊が手を組んで、一個の海賊団を潰したのです。
この事実だけで、ロックスという存在が、海軍にとっても、そして他の海賊にとっても、どれだけ「世界の脅威」と認識されていたかがわかります。
彼の野望は「世界の王」になることでした。
これは、海賊王(=最も自由な者)を目指したロジャーとは明確に異なります。
ロックスが目指したのは、文字通りの「支配」だったのではないでしょうか。
天竜人を直接狙ったという行動は、彼が既存の世界秩序そのものを破壊し、自らがその頂点に立とうとしていたことの証左と言えるでしょう。
世界政府にとって、これほど都合の悪い存在はいません。
だからこそ、ガープがロジャーと手を組んだという不都合な真実ごと、事件そのものを歴史から抹消した。
そう考えると、全ての辻褄が合う気がしませんか?
黒ひげはロックスの“後継者”なのか? 散りばめられた伏線を追う
さて、ここからは少しゲスい勘繰りの時間です。
ロックスという過去の亡霊を語る時、どうしてもチラつく現代の男がいます。
そう、マーシャル・D・ティーチ、通称「黒ひげ」です。
彼とロックスの間には、偶然とは思えない共通点がいくつも存在します。
- 本拠地: ロックス海賊団が結成された海賊島「ハチノス」は、現在黒ひげ海賊団の本拠地。
- 船の名前: 黒ひげ海賊団の母船の名は「サーベル・オブ・ジーベック号」。…いや、もう隠す気ないでしょ。
- Dの一族: 両者ともに、その名に「D」を冠している。
これだけの材料が揃えば、妄想が捗るのがオタクというもの。
ネットで囁かれる説は様々です。「黒ひげはロックスの息子、あるいは血縁者説」「ロックスの思想や野望を継ぐ、精神的な後継者説」などなど。
個人的には、黒ひげがロックスの生き様や思想に強く傾倒している、“信奉者”のような存在なのではないかと考えています。
ロックスが成し遂げられなかった「世界の王」になるという野望を、今度は自分が実現しようとしている。
そう考えると、黒ひげの狡猾で、目的のためなら手段を選ばない行動原理にも、一層の深みが出てくるように思えます。
彼の最終的な目的は、やはり「世界政府の転覆」と「世界の支配」なのかもしれません。
我々はいまだ、彼の“顔”すら知らない
ここまで熱く語ってきましたが、驚くべきことに、我々はまだロックス・D・ジーベックの素顔を一切知りません。
作中で描かれるのは、常にシルエットのみ。
ギザギザとした特徴的な長髪、不敵に歪んでいるであろう口元。
断片的な情報だけが、我々の想像力を掻き立てます。
この「顔を見せない」という演出は、尾田先生の巧みな戦略でしょう。
ラスボス候補の一人である黒ひげと深く関わるであろう重要人物の顔を、物語が最高潮に達するまで隠しておく。
これによって、彼の存在はより神秘的で、より恐ろしいものとして我々の心に刻み込まれます。
そして、もう一つ残る最大の謎。
彼は、本当に死んだのでしょうか?
『ONE PIECE』という物語において、「死んだ」と明言されていないキャラクターは、いつか再登場する可能性がある、というのが定説です。
ロックスの死についても、あくまで「ガープとロジャーに敗れ、海賊団は壊滅した」と語られるのみ。
もし、彼がどこかで生き長らえているとしたら…?
物語の最終盤、全ての謎が解き明かされる時、我々の前にそのおぞましい顔を現すのかもしれません。
ロックス・D・ジーベックは、ただの過去のキャラクターではありません。
彼は、今なお『ONE PIECE』の世界に濃い影を落とし続ける、生きた伝説なのです。
今後、彼の真実がどのように明かされていくのか。そして、ルフィや黒ひげの物語にどう絡んでくるのか。
一人のファンとして、その日を心待ちにしたいと思います。
…と、まあ色々語りましたが、これはあくまで俺個人の考察に過ぎません。
あなたはどう思いますか?ぜひ、あなたの考える「ロックス・D・ジーベック像」も聞かせてほしいものです。
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